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Re:拝啓、林信行様
TwitterとTumblrとのコンビネーションでおもしろいやりとりを見られたな〜。
nobi:
なるほど、一番、ひっかかっているのは日本のメーカーとの比較の部分なんですね。 たしかに、その部分は配慮が足りなかったかもしれません。 ちょっと気持ちがわかる部分が出てきました。 実は私は電波の取り扱いをどうするかについてやB-CASカードのアイディアについては 池田信夫さんという方のブログの記事が大好きなのですが、 彼がやたらと片方を持ち上げるために、相手を落とす書き方をするのが好きじゃなく そこが彼の記事の価値を落としている、と感じていたんですが、 自分で同じことをしていたんですね。 たしかに個人じゃないけど、企業を出しても、その企業にいる人は気持ちよくはないですよね。 ちょっと、そこは配慮が足りませんでした。 以下のような理由からですが、変に強い使命感を感じていたために、 その部分で盲目になっていたかもしれません。 私がなんで日本のメーカーとの比較を出すかというと: 日本のメーカーに変わって欲しいからです。 人間が外出する時も、唯一、持ち歩くデジタル機器があるとしたら、携帯電話でしょう。 その携帯電話が、ユーザー個人のプロフィールも知る万能リモコンになるとしたら 今後、家電製品への影響も変わってくるかもしれません。 実際に、シャープとYahoo!ではおもしろい取り組みをしています。 SHARP製ソフトバンクの一部のハイエンド端末で「Y!」ボタンを長押しすると ペアリングしたAQUOSのテレビに、「自分のYahoo!」メニューが出てくる、というものです。 シャープはこれ以外にも、テレビで見つけた旅情報を携帯で持ち出し、カーナビと連携といったこともやっているので、この事例は自分の講演などではよく紹介させてもらっています。 ブログでも紹介していました: http://nobi.cocolog-nifty.com/nobilog2/2008/09/everyware-5ea2.html ただ、全面タッチパネルのiPhoneも赤外線こそないけど、 リモコンとしての操作性(というかボタン配置の柔軟性と、情報のプレゼンテーション)は優秀で、実際にiPhoneを家電のリモコンとして使うアプリもたくさんでています。 携帯電話市場から撤退するメーカーも多いけど、これって非常に残念だし、 将来、他の家電戦略にも影響を及ぼすんじゃないかと思っています。 で、そういう講演をすると、講演後も、大手メーカーの若い方や中堅の方々が集まってきて 「私も自分の会社を変えたいけれど、どうしたらいいか」といった話しを聞いたり、 「うちの上司に聞かせたいので、社内で講演をして欲しい」ということになるのです。 で、講演をしてみると、結局、上司のやりかたや組織の構造が問題なのか? じゃあ、変えようがない、しょうがない、という議論になりやすい。 (そこで前の書き込みのPalm Pre、Jon Rubinsteinによるアップル流イノベーションの移植性の話しが助かるのです)。 ちなみに東京商工会議所とかで、一部上場会社の会長、社長クラスで同じ話しをしても、 丁寧に説明すると、日本が長く足踏みを続けすぎてしまっていたこと、 「変わらなきゃならないこと」は理解されている印象でした。 ただ、それでも変わらないのは、これまで流を通しても、まかり通ってしまう ぬるま湯の環境がまわりにあるからだと思っています。 それだけに、日本のメーカーに外圧を与えて変えていきたい、と考えている部分が強くあります。 せっかくいい携帯端末をつくろうと思っていたのに、「やっぱり、もうからないから(携帯事業を)止める」ということになってしまったメーカーの社員の人たちのガッカリぶりや、やるせなさを見た、というのもあるかもしれません。 「iPhoneについては技術より、世界規模で与えた影響の大きさに注目してます。例えば日本ではHD撮れる携帯もあるけどどれほどの人々の暮らしを 変えたか。対してiPhone 3GS発売1週間でYouTube動画掲載が4倍。他に携帯業界に与えたインパクトも無視できない」 でカチンときたの部分で日本の端末を引き合いに出したのも、そういう思いがあったからだと思うのですが、前半の部分のiPhoneが世界規模で与えた影響の大きさについても、ぜひ、真剣に見てもらえればと思います。 この手の話しをするときに、私が引き合いに出すのはGPS付きの写真のことです。 iPhoneのMemoryTreeというアプリケーション、試されたかわかりませんが、 これを人々に見せると「魔法のようだ」といって喜ばれます。 写真のGeoタグ情報を使って実現しているアプリですが、 実は写真にGeoタグが付けられる歴史は、日本の携帯の方が古いです。 私もiPhoneの前はカシオの携帯やINFOBAR2から、「これって一体、何の役に立つんだろう」と思いながらもGeoタグ付き写真をたくさん投稿していました。 それ以前の携帯は性能や画面サイズの制約もあって、そうした写真の活用方法がでてこなかったけれど、iPhoneでは、それがでてきたわけです。 原因は性能や画面サイズ、アプリプラットフォームとしての魅力もあるけれど、そういうアプリをつくろうと思わせるデバイスとしてのデザインの魅力などもたぶんにあったと思います。 この作品は、もともと美術館でのアート展示としてつくられました。 毎年2〜3回の新製品発表に追われる、今の日本の携帯作りでは, 前の製品+ものすごく小さい進化の端末しかできません。 SHARPは頑張っていますが、頑張りすぎて、この先、ずっと続けられなそうな体力消耗戦を始めちゃっている気がします。 私はiPhoneの衝撃の大きさを真摯に受け止めて、 1シーズン、見送ってでも、メーカーとしての数年後の戦略の追い風になるような携帯づくり、 メーカーの世界戦略の追い風になる携帯づくりをやっていくベキだと思っています。 そのためのヒントは、実はiPhoneではなく、中国市場のoPhoneにある気がしています。 多くのAndroid端末メーカーは、Androidをただの無料OSと見てしまっているけど、 私はAndroidの素晴らしさはオープンソースで、中までいじれることだと思っています。 (講演でもそういってます) だから、oPhoneのように、中まで徹底的にいじって、一般のAndroidマーケットを封鎖して、 AppStore的に自社のストアからしかアプリを買わせない、くらいの収益構造にあわせたつくりなおしをしちゃうのもありかなと思っています。 ただ、やはり体力的に問題はあるのはメーカーなので、そこでの収益の行き先はキャリアじゃなく、メーカーになった方が理想だと思っているのですが。 まあ、また長くなってしまったので、ここらへんで打ち切りますが、 テキストベースだと、言葉合戦や表現の部分での問題に終始しそうなので、 一度、お会いしてじっくり話す方が、問題解決が早いかもしれませんね。 以下の部分は、 @tall_latte さんの発言が私宛ではなく別件だったようなので、削除しました。これ以前の僕のポスト、そして林さんからの返信はこちら。
昨日ポストした「拝啓、某エヴァンジェリスト様」に林さんから、あの後すぐに返信をいただいた。眠い中、ポストしていただいたことに感謝の意を表したいと思う(ありがとうございます)。
昨日は私も眠い中、妻に「早く寝ろ」と急かされつつ打っていたので書き忘れていたが、Appleファンである私は林さんのファンでもある。皮肉でも何でもなく、林さんの著作は買っているし、林さんがプレゼンした内容にインスパイアされて、上司やキャリアにプレゼンしたこともある。そして今でも、会社のパソコンをWindowsからMacにして欲しいと思っているし、僕の古巣でそういう動きがあることを風の便りに聞いて羨ましいとも思っている。
妻の実家と家族割引を組まなくてはいけないという理由もあって、個人契約では持っていないがiPhoneは所持しているし、アプリもDLして満足したり憤慨しながら利用して毎日を過ごしている。林さんが指摘された通り、製品としての魅力は認めているし大好きだ。
そういう状況の中でも、僕は昨日の林さんの
iPhoneについては技術より、世界規模で与えた影響の大きさに注目してます。例えば日本ではHD撮れる携帯もあるけどどれほどの人々の暮らしを 変えたか。対してiPhone 3GS発売1週間でYouTube動画掲載が4倍。他に携帯業界に与えたインパクトも無視できない
というつぶやきを見て、黙ってはいられなかったのだ。具体的な指摘もないし根拠もない。そしてまた、日本メーカーを揶揄していることに。
ちなみに、僕は林さんがなんでこういうスタンスでいらっしゃるのか、その理由を知っている。それは明言しないが「立場をはっきりさせた上で、その論を強く主張する」とおっしゃるのであれば、その言葉をご自分の胸に手を当ててぜひ実践していただきたいと思う。
最後に。
iPhoneやAppleの素晴らしさは、林さんのAppleに傾ける情熱を持って伝えれば、日本メーカーやキャリアを引き合いに出さなくても十分に伝わると思う。僕らだって革新的でイノベーティブな製品を作りたい。が、企業に属する人間として、できる範囲の中で最良のものを作ろうと努力しても、いまが限界であることも事実。
前回はこう林さんに言ってフォローを外され、それが林さんには「ネガティブ」と捉えられたと今回知ったのだが、和廉和尚さんやamadanaの熊本さんのように、上場家電メーカーを飛び出して独立して実現しようと決断できる人なんて、そうそういないとも思う。でも気持ちだけは持っているし、チャンスもうかがっていることも知って欲しい。
@ boxerconan氏のように、これらが「人間攻撃」と言われては元も子もない。僕にはその意思がないことも付記しておく。
あと: さらにいうと、自分の気に入らないつぶやきをゴミと称し、ブロックすることでTLがきれいになる、とそれを推奨するあたりをみて、それなんて言論統制、みたいな。 ですが、私が言っていない「ゴミ」という表現は140文字のあやだとして(本当に私がそう言っていると思い込んでいらっしゃるなら、それで目が曇って必要以上に悪意に取られ過ぎだと思います)、「言論統制」か否かですが、そもそも私はTwitterを議論のプラットフォームとしては認めていません(そう考えていらっしゃる方がそれなりにいたのは、昨晩わかりましたが)。 自分が楽しいと思うものごとや、役立つと思う情報を、他の人たちと共有したい、そういう場所だと思っています。 ポジティブなことを書くと、Twitterでは、それに対してのポジティブな発想の連鎖が生まれやすく、それが自分にも非常にいい刺激になるし、楽しいのです。 ただ、そこに自分がネガティブだと思う要素が入ってくると、急に不安やら猜疑心やらそういうのが生まれてきて、ポジティブな気持ちに戻りにくくなる。 どうせ、私みたいに700人以上もフォローをしていると、タイムラインで友達の書き込みが読めるか、読めないかは時の運です。 私はどんな親しい友人の書き込みですら、過去にさかのぼってよむようなことはしていません。 Twitterは読み逃しが発生しやすいメディアで、それが良さ、だと思っているからです。 なので、私が誰かをフォローしているか、いないかなんて、私にDMを送れるか、送れないかくらいの差しかないのです。 このフォローしている、していないを異常に意識しすぎてしまうと、 あの人は、私をフォローしていない、嫌いなのかしら、みたいな疑心暗鬼や変な想像ばかりが働いて、あまりいい効果がないので、Twitterには、フォローしている相手を隠す、くらいの配慮をして欲しい、と思っています。 でも、それでもフォローを外す、というのはどうなのかと思われるかもしれません(本当に覚えてないですが、私は昔はフォローしていて、後から外したんですよね?) でも、それは例えばそれは調味料で味を調整するようなものと考えてもらえるとうれしいです。 だから、たまにTLのスピードが速すぎると思ったら、いい刺激をくれる人を中心にギュギュっと(といっても面倒なのでbotを中心に5-10人程度ですが)フォローする相手を削ることはありますが、それも味の調整だと思ってもらえると助かります。それ以外にもはずしていないのに外れてしまっている例もいくつかありますが。 @tall_latte さんがそうだというわけではないけど、 発火しやすい油と思えるものを目の前に広げて、あえて1日を口論で終わらせることもできるけど、同じ24時間は楽しいアイディアをトッピングし合うことにも使えます。 どっちに使うかは個々人の自由だと思います。 現にこうして、@tall_latte さんの書き込みも読んでいるわけでフォロー外したからと言って発言は緩い連鎖をたどれば読めるわけです(で、実際に私はそれはよくやっています)。 @tall_latte さんは67フォロワー中、64人をフォローしているということで、かなりフォローバックをされる方のようですが、それも、あと100人、200人フォロワーが増えると変わってくると思います。